今年の東日本支部展 金工展は桂彫金塾 尚呼より今までで一番入選者が多い年となりました。初入選は3名です。おめでとうございます!
人数を競っているわけでは無いのですよ、こうして長年学んでこられたことが公の場で認められるというのはそれだけ実力をつけてきたという証拠です。
尚呼の指導によるKさんはもう安心して出品できる作家さんになりました。これからも日々の暮らしの中での美を工芸で表していくことと思います。どうぞ今のままで研鑽されて欲しいです。でも私の所にいる限りは常に 新しいものを取り入れてサラリーマンみたいな出品にならないように指導を気を付けて参りたいと思います。
初入選となった「荒野の豹」は 今までこんな作品が欲しかったというものです。一風変わっていますが奇を狙った若者の作品とは違い、本当にIさんらしい、誰にも媚びず かといって繊細な一面もあり、完成度が高くそして美しいというIさんそのものが作品になっていて私はもう出品前からワクワクしておりました。今後どんな作品展展開になっていくか楽しみです。
そして画像は来年を目指しているTさん。
最初の数年は「彫金が好き」の熱意とは裏腹に本当に気の毒なくらい下手でいつ辞められるかと思っていました。ウズベキスタンへ単身で(ツアーも組まずに)行って帰ってきたときに ただ楽しかったというだけで終わるのではなく、そこで受けた感動を作品にしたらどうかと勧めて色々デザイン画を描いてきたどれもが良かったです。
Tさんのこれからも楽しみですね。工芸会は若手も増えてきたから研究会の後の交流の場も楽しみになるでしょう。
本当によく頑張ってきたと思います。